機密処理用の一軸破砕機を納入。能力を向上し、ランニングコストを下げました。
白い機械が今回入れ替えた一軸破砕機です。
破砕後の機密文書。文章が読めない細かさです。
関東で古紙業をやられている企業へ、機密文書処理用の一軸破砕機を納入いたしました。
契約している企業やオフィスビルなどから機密文書を回収し、製紙原料として出荷されています。機密文書ですので、製紙会社へ出荷する前に紙を判読不能な大きさまで破砕する必要があります。その際に使用する一軸破砕機の入れ替えを担当しました。
自信を持って75kWの一軸破砕機をご提案しました。
元々、10年ほど前に弊社で納入した一軸破砕機をお使いいただいていました。老朽化に伴い、部品交換やメンテナンスの頻度が増え、機械の処理能力も低下してきていました。おおがかりな部品交換が必要、というタイミングで機械の入れ替えをご検討いただくことになりました。
処理対象が紙ですので、入れ替える機械は一軸破砕機です。弊社では、機密文書処理用の一軸破砕機は、多くの実績があり、各メーカーの機械の特徴もよくわかっています。処理量を確認して、既設機とは別シリーズの75kWの一軸破砕機をご提案しました。
ランニングコストを下げ、処理能力を向上。
既設機は、132kWでしたので、モーター自体は小さくなり、電力料金も下げることができます。入替機の固定刃は、角度がついているので切れ味が鋭く、小さな力で破砕することができます。この固定刃の角度は特許を取得しています。構造上の切れ味が良いため、モーターや減速機に負荷がかかりにくく、トラブルを低減させます。また、過荷重検知のトルクアーム、温度センサーによる高温アラームなど機械を長持ちさせるための工夫が凝らされています。
回転刃にはアルミキャップがついているため、取付けボルトに破砕粉が入り込みません。回転刃のローテーション、交換作業が短縮できます。性能に納得いただき、入れ替えが決まりました。
投入、搬送コンベアは既設機をそのまま使用。既設の一軸破砕機は、撤去作業も弊社で行いました。
40mmスクリーンの実測で、段ボール箱ごとの処理で900~1100kg/h、バラもので1200kg/hの処理能力が出ました。
処理能力が向上し、メンテナンスの頻度も少なくなり、処理作業に集中できるようになったとお聞きしました。
機密文書処理用の破砕機は数多くの実績がありますので、自信を持っておすすめすることができました。今後も最新情報の収集と、現場を研究し、より良い製品のご提供をしてまいりたいと思います。