【納入事例】株式会社イー・アール・ジャパン様:太陽光パネル大量廃棄問題に挑む、高度リサイクルプラントを導入

家電量販店エディオンの子会社として、社会的課題である「太陽光パネル大量廃棄問題」に挑む。
選別精度と処理スピードを追求した、最新鋭の太陽光パネルリサイクルプラント。
株式会社イー・アール・ジャパン様(広島県福山市)に、使用済み太陽光パネルの高度リサイクル設備を納入いたしました。
今回は、管理部長の前田 清明様(写真左)にお話を伺いました。
導入の背景:社会課題解決への使命と、2年越しの構想
株式会社イー・アール・ジャパン様は、家電量販店大手「エディオン」グループの一員として、小型家電リサイクルを中心に事業を展開されています。
近年、再生可能エネルギーの普及とともに、将来的な「太陽光パネルの大量廃棄」が社会的な課題として懸念されています。同社では、この課題解決に取り組むことこそが企業の社会的責任であり、事業としての必要性も高いと判断されました。
小型家電リサイクルで培ったノウハウを活かし、toC(一般消費者向け)からtoB(産業用)まで幅広く回収・処理を行うための拠点として、今回の設備導入に至りました。

設備の特長:国内最高水準の「選別精度」と「処理スピード」
今回納入したプラントは、単にパネルを破砕するだけでなく、素材ごとの再資源化率を高めるための高度な選別能力を有しています。
【処理工程のフロー】
- アルミ枠外し(非鉄金属回収)
まず専用機にてパネル外枠のアルミフレームを取り外します。回収されたアルミは非鉄金属として売却されます。 - ガラス剥離・分離
ハンマー式のガラスシート剥離機を使用し、パネルからガラス部分を効率的に分離・破砕します。 - 3段階の選別工程(高純度ガラスの回収)
ここが本設備の大きな特徴です。「振動篩(ふるい)機」「風力選別機」、そして「色彩選別機」という3つの選別工程を通すことで、徹底的な選別を行います。- ガラス: 不純物を取り除いた綺麗なガラス粒は、コンクリート骨材などのリサイクル原料として流通します。
- セルシート処理(銀回収):
剥離されたセルシート(発電素子部分)は、さらに粉砕・選別を行い、含有される「銀」を原料
として精錬メーカーへ売却します。



こだわりのポイント:作業環境とリサイクル品質の向上
1. 色彩選別機の導入による高品質化
ガラスの中に混入する微細な異物まで除去するために、色彩選別機を導入しました。これにより、従来のリサイクルガラスよりも純度の高い素材を採取することが可能になり、コンクリート骨材用途としての価値を高めています。
将来的には、品質管理をさらに向上させ、廃ガラスから板ガラスへの「水平リサイクル」の実現も視野に入れています。

2. 作業環境への配慮(防音BOX)
工場内で働くスタッフの作業環境を守るため、騒音が発生しやすい破砕・剥離工程の2箇所に防音BOXを設置しました。安全性と快適性を確保しながら、高い稼働率を維持できる設計となっています。

今後の展望
株式会社イー・アール・ジャパン様では、エディオン店舗網を活かした一般家庭からの回収に加え、産業廃棄物としての排出事業者からの受け入れも強化していく方針です。
「捨てるもの」を「資源」へ。高度な技術と選別フローにより、持続可能な社会の実現(SDGs)に貢献するリサイクル拠点として稼働を開始してまいります。
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